feel next 国境を越えて

 

Greetings

1992年に採択された 「生物多様性条約」 は、生物多様性の保全と持続可能な利用を目的とした 「国家戦略」 の策定を各国に求めています。 日本は、1995年に最初の国家戦略を策定し、2002年に1回目の改定を行いました。 さらに、その後の国内外の状況変化に対応し、2007年11月27日、第3次生物多様性国家戦略を閣議決定しました。

この戦略をわかりやすくまとめたパンフレット 「いのちは支えあう 第3次生物多様性国家戦略」 が作成され、配布が開始されました。ご希望の方は、下記のまでお申し込みください。

環境省自然環境局
生物多様性地球戦略企画室

このサイトは、閲覧された人たちに、生物多様性について理解する ”きっかけ” にしていただくことを目的に、 パンフレットから一部内容を抜粋して掲載しております。

 

 

人材アルケオロジー

ご自分やお子さんのもって生まれた個性を知って、そして伸ばしてあげてください。

こちらで詳細を説明しております。

 

 

いきものみっけて、くらしを変える

-生物多様性からみた地球温暖化-
いきものみっけ
環境省自然環境局生物多様性センター




地球温暖化による危機


3つの危機に加えて、地球温暖化による生物多様性への影響も深刻な問題です。 IPCC (地球温暖化に関する政府間パネル) の第4次評価報告書(2007年)によると、 地球全体の平均気温が1.5~2.5℃以上上がると、約20~30%の動植物種の絶滅リスクが高まるだろうと予測されています。

現在においても、すでに温暖化の影響とみられる事例が報告されています。 たとえば、カナダのハドソン湾では、ホッキョクグマの健康状態が悪化し、出産数も減少していますが、 これは氷が溶けはじめる時期が徐々に早くなり、 海氷の上からアザラシを捕まえられる期間が短くなったためではないかといわれています。 日本でも、ソメイヨシノの開花日が4月初めから3月中旬へと早まっているなど、 温暖化が影響していると考えられるさまざまな事例が観察されています。



緩和と適応


二酸化炭素などの温室効果ガスを削減することで、生態系の変化を遅らせることがまず重要です。 これに加え、多くの炭素を貯蔵している森林や湿原を保全したり、 人工林や里山の管理で出たバイオマス(木や草)を化石燃料のかわりに有効利用するといった、 生物多様性の保全と地球温暖化の防止の両面に役立つ取り組みを進める必要があります。 また、継続的なモニタリングを行い、今後予想される影響に適用できるように、 生息地のまとまりやつながり(生態系ネットワーク)を確保することも重要です。



世界とつながる生物多様性


グローバル化が進んだ今日、私たちの生活は世界とのつながりなくしては成り立ちません。 言い換えれば、私たちの生活は、世界の生物多様性に支えられているといえます。 たとえば、私たちは、マグロ類の消費量の6割を輸入に頼っており、世界全体の生産量の約3分の1が日本に供給されています。 また、年間6,000万匹の鑑賞用魚類をはじめ、ペットなどの大量の動植物を生きたまま輸入しています。 こうしたことは、わが国だけでなく、相手国の生物多様性に影響を及ぼしています。

輸入を通じたつながりに限らず、日本を訪れる渡り鳥やウミガメ、クジラといった生物は国境を越え、広い範囲を移動しています。 私たちの食文化にとって馴染みの深いウナギは、北太平洋のマリアナ諸島沖でうまれ、日本近海まで移動してくることがわかってきました。 これらの生物を保全するためには、各国と協力した取り組みが必要です。