feel next いのちの源くらしの礎

 

Greetings

1992年に採択された 「生物多様性条約」 は、生物多様性の保全と持続可能な利用を目的とした 「国家戦略」 の策定を各国に求めています。 日本は、1995年に最初の国家戦略を策定し、2002年に1回目の改定を行いました。 さらに、その後の国内外の状況変化に対応し、2007年11月27日、第3次生物多様性国家戦略を閣議決定しました。

この戦略をわかりやすくまとめたパンフレット 「いのちは支えあう 第3次生物多様性国家戦略」 が作成され、配布が開始されました。ご希望の方は、下記のまでお申し込みください。

環境省自然環境局
生物多様性地球戦略企画室

このサイトは、閲覧された人たちに、生物多様性について理解する ”きっかけ” にしていただくことを目的に、 パンフレットから一部内容を抜粋して掲載しております。

 

 

人材アルケオロジー

ご自分やお子さんのもって生まれた個性を知って、そして伸ばしてあげてください。

こちらで詳細を説明しております。

 

 

いきものみっけて、くらしを変える

-生物多様性からみた地球温暖化-
いきものみっけ
環境省自然環境局生物多様性センター


生きものがうみだす大気と水


私たちの呼吸に必要な酸素は、数十億年の間に植物の光合成によりうみだされてきたものです。 雲の生成や雨を通じた水の循環、それに伴う気温・湿度の調整も、植物の葉からの蒸発散や、 森林や湿原などが水を蓄える働きが関係しています。 豊かな土壌は、生きものの死骸や植物が分解されることにより形成され、 森から窒素・リンなどの栄養分が河川を通じて海までつながり、豊かな生態系をはぐくんでいます。

このように、生物多様性は人間のみならず 「すべての生命が存立する基盤」 を整えています。



くらしの基礎


農作物は、害虫やそれらを食べる鳥、受粉を助ける昆虫、土壌中の微生物などのさまざまなつながりの中で育ちます。 また、海の幸である水産物も、プランクトンや海の生態系のめぐみです。

生きものの遺伝的な情報、機能や形態も私たちの生活の中でなくてはならないものとして利用されています。 鎮痛・解熱剤のアスピリンは、ナヤギの樹皮の成分として発見され、現在はこれを手本に合成されています。 農作物の品種改良は、野生の種がもつ豊かな遺伝情報の中から、味がよい、病気に強いといった優れた性質を選び出すことによって行われます。 工業分野でも、雨水をはじくハスの葉の表面構造をまねて汚れの付きにくい塗料が開発されるなど、 生きものがもつ素晴らしい機能は、将来の技術開発の可能性を秘めた宝の山といえます。

生物多様性は私たちの暮らしを支える 「有用な価値」 をもっています。



生きものと文化の多様性


私たち日本人は、四季の移ろいとともに変化する風景、鳥や虫の声、山や海の幸をもたらす豊かさと、 自然災害をもたらす荒々しさを持ち合わせた自然を前に、独特の自然観をはぐくみ、 さまざまな知識、技術、豊かな感性を培ってきました。 また、全国各地には、漬け物、味噌、しょうゆ、日本酒など、 それぞれの地域の微生物と食材が織りなす地域固有の食文化のように、 自然と文化が一体になった 「風土」 があります。 豊かな自然に接し、その中で遊び、学ぶことは、次の世代を担う子どもたちの健全な成長に欠かせません。

生物多様性は、私たちのここを支える 「豊かな文化の根源」 です。



自然に守られる私たちのくらし


豊かな森林は、山地災害の防止や土壌の流出防止、安全な飲み水の確保につながります。 サンゴ礁やマングローブなど自然の海岸線がのこされていた地域で津波の被害が小さかった例も報告されています。

また、農薬や化学肥料を使いすぎないことは、食べものの安全性を高めるばかりでなく、 生態系の健全性を高めることを通じて、土壌微生物の活動を活発にし、天敵による害虫防除の機能を発揮させることにつながります。

このように、健全で豊かな生物多様性は 「将来にわたる暮らしの安全性を保障する」 といえます。